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* 監督:押井守
* 企画:ヘッドギア * 原作:ヘッドギア * 原案:ゆうきまさみ * 脚本:伊藤和典 * 演出:西久保利彦 * 作画監督:黄瀬和哉 * 美術監督:小倉宏昌 * プロデューサー:鵜之沢伸、濱渡剛、石川光久 * エグゼクティブプロデューサー:山科誠、植村徹 * 音楽:川井憲次 * キャラクターデザイン:高田明美、ゆうきまさみ * メカニックデザイン:出渕裕、河森正治、カトキハジメ、藤島康介 (Wikipediaより) この映画に関してはもう何回も観ているのだが、未だに観るたびに考えさせられる、というか少し恐怖させられるような・・・・・。 当たり前のことだがこの映画はエンターテイメントで、柘植のように警鐘を鳴らすって意味であんな大規模なテロを起こす人もいないと思うし、ましてや日本が軍隊を二つ持っているわけでもないので、東京にあのような状況が生まれることはまずない。 でも、何か引っかかる。相変わらず海外では紛争が起こっていて、でも日本の大学生の僕は平和なんて意識せずに何不自由なく暮らしている。戦後アメリカに占領され、朝鮮戦争が起こり、といった時代からしてみるとはるかにリアルでない戦争。少し前の時代では、冷戦、代理戦争にも日本はリアルに関わっていたし、国民の意識も今のように浮遊していなかったと思う。今、日本は不安定な状態で自国のことを考えるので精一杯である。政党の公約にしても、「国民の生活を〜」とか、最近はそんな言葉しか聞かない。もちろん終わらない不況とか派遣切りの問題とか差し迫った状況であるのは間違いんだけど、みんな政治家に文句を言うばかりで何か忘れているんじゃないか。 最近「はだしのゲン」を読んだ。長崎出身の僕としては多いに共感して、やはり戦争はいけない、起こしてはいけないと改めて思った。でも、まだ戦争はなくなってはいない。戦後の日本、敗戦の傷跡がリアルだった時代の人々の気持ちはどこにいったんだろう。唯一の被爆国であり、戦争の放棄をうたう憲法を掲げた日本は世界の先頭にたって戦争をなくしていくべきではないのか。友達に聞いても、原爆が落ちた日時を答えられない人が多い。 とかなんとか、思いました。政治に関しては全くの無知で、親のすねをかじって不況も知らず遊んでいる人間の戯言であります。 なんかもう、僕は全くの無知でいけないなと思いました。冷戦から民族紛争に移っていった経緯とか、日本の政治の歴史や今とか、勉強しないとこの作品をみて考えたことなんて本当は何も言えない。 今回観て一番思ったのは、同時多発テロのことです。この作品は見事にそれを予言していたかのように思えました。あんなテロが起きてしまったアメリカはまさに"欺瞞に満ちた平和"を謳歌していたんじゃないのか・・。そして日本。自衛隊の派遣など戦争と直接関わる事例だけじゃなく、みんな気づいてないけど本当はそもそも戦争の引き金をひく原因の一つを作っているのではないか。だとしたら今後の展開で何か恐ろしいことがリアルにおこってしまうんじゃないか・・・。 戦後60年たって戦線から遠のき、現実が楽観主義に変わっている。紛争が起きている国や、一昔前かの日本からすれば、今の日本の不況なんて甘っちょろいもんなんだと思う。パトレイバーの中の日本を今の世界に置き換えると、日本はもはや"混乱に乗じて性急に一人一人の思惑を追求する一部勢力"になっているのではないか。 ただの軍事マニアが作った映画に乗せられすぎなのかも知れませんが、とりあえず勉強しなきゃ、今をもっと知らなきゃ、と思いました。もっと勉強して、社会の荒波にも揉まれて大人になった暁にはもう一回観て感想を書こう。 いやーそれにしても音楽とか演出のテンポとか緩急はやっぱかっこいいなぁ。 # by premier220 | 2010-06-23 07:21
フガジはYoutubeのTurnoverのライブ映像にシビれたり、前々から好きなバンドだったんですが、今回初めてCDを買いました。
これは2000年代の最新作(最終?)らしいですが、前述の1991年のライブのような感じを期待して聴いても、もう、バッチリでした。最初から最後まで鳥肌の連続。まじでカッコいい。 陰と陽とか緩急がかなり作り込まれてて聞き流せない。自然に耳をすませてのめり込んでいる。無意識にテンションをコントロールされてる感じです。 パンク・ハードコアというだけあって、演奏も曲もそんなにテクニカルではないし、極力エフェクターも使ってないシンプルでストレートな感じ。個人的にバンドをやって曲を作っているとき、ギターとベースだけじゃものたりなくて、ほかの楽器の音が欲しくなってしまうのですが(キーボードとかストリングスとか笑)、そんなもんなくてもこれだけ奥行きを出すことができるのか、と。むしろその制限のなかでの美学を感じました(一応ストリングスも入ってるアルバムですが、全体的にね)。 ポップソング的な作曲技法(カッコいい展開とか、雰囲気とか感情の上げ下げとか)そういうのを気にしながら曲を作ろうとしていつも挫折してしまうのですが(渋谷系とかキリンジのせいだ、と勝手に思っている)、フガジはそんなものにもパンクである気がして、それでいてめちゃくちゃカッコよくて、なんだろう、とにかく衝撃な感じです(フガジがパンクなわけではなく、自分が頭でっかちすぎるだけだとおもいますが)。一気に畳み掛けるストイックなエネルギーに圧倒されるというような感じと、作為的に盛り上げられてる感じが奇妙な形で同居しているというか、まぁ、個人的に形容しがたい魅力。というか何も考えている余裕ないです。 それにしても自分が生まれる前からずっとこんな音楽をやってたんだからすごいなぁ。初めて聴いたとき「すごい、新しい!」なんて思っていました。決してカラフルな音じゃないから、逆に普遍性があるのかも。写真家のモノクロへのこだわり的な。 # by premier220 | 2010-06-22 06:43
![]() 監督・脚本:アラン・スミシー 製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス 製作:ラファエラ・デ・ラウレンティス 原作:フランク・ハーバート 撮影:フレディ・フランシス 音楽:ブライアン・イーノ、TOTO (Wikipediaより) フランク・ハーバートによる同名SF小説をデヴィッド・リンチが映画化したものを、テレビ放送用に50分の新たなシーンを加え再編集したもの。編集権の都合で脚本・監督がアラン・スミシー名義になっているが、悪趣味な世界観など事実上デヴィッド・リンチ監督作品と呼んでいいんではないかと思う。 と、言いつつもデヴィッド・リンチ作品を見たのは初めてなので、どういう部分が悪趣味なリンチ・ワールドなのか正確にはわかりません。まぁ大体わかる気がしますが。 50分追加の再編集版ということですが、展開が「?」なシーンとかあったし、未公開シーンがまだ残されてるんじゃないかな・・・。以下原作を呼んでいないのですが、単純に思ったことを。 ![]() ![]() もう、こういうの大好きです。適度なスケール感と縮小モデル感の絶妙なライン。スターウォーズの後期3部作なんかのCGマットペイントにもやっぱりうわーってなりますが、こういうのはやっぱりロマンがあっていいな。友人が言っていた通り最初は世界観に圧倒されました。上のようなハードな感じの背景もありますが、中世的なデザインを思わせる宇宙船のドック入り口とか(スパイスをめぐる物語というあたりやはり中世ヨーロッパの香辛料をめぐる貿易争いがベースにあるのかも・・歴史詳しくないのでよくわかりませんが)、ファンタジーとSFがうまく混ざってて、いい感じに古くさくて好きだなぁ。 ![]() ![]() たぶんこの辺が悪趣味と言われ原作ファンの顰蹙を買ったのでしょう・・・。上段の兵士は敵の兵士なのでまぁ納得いきますが、赤ちゃんについてはこんなグロいショットをつくったのはなぜかわからなかったです。 前半は世界観もいいし、話も「特別な存在の主人公が徐々に己の能力に目覚める」という好きな感じだったのですが、後半話が進んでいくにしたがって、うまく入り込めなくなりました。先に言った編集的なものもあるのかもしれませんが、お話的には非常にアメリカ的というか正義と悪がはっきりしているのですが、ところどころその正義に暴走というか陰りというかそういうものが感じられて、でもそのまま話が進み最終的には主人公は神に認められた完璧な存在になるという、なんともすっきりしない終わり方。完璧な存在であり、戦争は一方的に主人公側が勝つのに、最後のフェイドとの決闘で一瞬負けそうになったり、「正義なのになんか気持ち悪い」「突っ走るんなら止まらず突っ走ってくれ」・・・みたいな非常に個人的ですがそんな思いが残った壮大な結末でした。 「僕の名前は殺しの合い言葉になった」「ハルコネンを皆殺しにするぞ!」とか、「復讐」だとかあまり"正義"が口にしちゃいけないんじゃないか・・・?あと序盤主人公に道を示してくれた教母さまに最後敵意丸出しとか・・・。 とりあえず原作を読んでみることにします。SF読むのは苦手なのですが、がんばって読んでみます(「ニューロマンサー」を二度挫折した)。宮崎駿が多大な影響をうけた名著らしいですからね。 「風の谷のナウシカ」が影響を受けたと思われる点 ・主人公が王子様・特別な存在 ・環境と生体系による星のシステム(虫のルビが”ウォーム”だった・・。) ・主人公が片手に持っていた機関銃(映画は同年の公開みたいですが) ・システムを主人公が解き明かしていこうとする ・虫と密接に関わる砂漠に住む民(蟲使い・森の人的な) ・環境を守る側の主人公と破壊しようとする敵との戦争 ・救世主が現れるというような予言・伝説 とかとか・・・こんなことやっても不毛ですけど(笑 あ、別にぱくりだー、とか言ってません。ナウシカ大好きです。 原作はぜひシリーズ通して読んでみたいなぁ。映画の不満を解消してくれると期待しつつ・・・。 でも映像が好きだったので面白かった。劇場版のほうもぜひ見てみたい。 最後にベスト・すくりーんショット。 ![]() ![]() 上段、クライマックスのこのシーンのためだけにでも見る価値あるなーと思えるほど好きなシーン。あとスティングの演技はどれも笑えた(笑 # by premier220 | 2010-06-11 04:37
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